2026年のオリオン座流星群は、10月22日(木)の未明に極大(流星が最も多く流れるタイミング)を迎えると予測されています。今年は見頃の時間帯に月が沈んでくれるため、月明かりの影響がほぼない好条件です。この記事では、いつ・どの方角を・どうやって見ればいいのかを、初めての方にもわかるようにまとめます。

オリオン座流星群2026の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 活動期間 | 2026年10月2日〜11月7日 |
| 極大(ピーク) | 10月22日(木)午前3時30分ごろ |
| 見頃 | 10月22日 午前1時30分〜夜明け前 |
| 月明かり | 22日午前1時25分ごろに月没 → 影響ほぼなし |
| 出現数の目安 | 空の暗い場所で1時間に5〜15個程度 |
| 放射点 | オリオン座(こん棒のあたり、ふたご座との境界付近) |
| 母天体 | ハレー彗星 |
出現数は「理想条件でのZHR(天頂出現数)が20前後」という予測をもとにした目安です。実際に見える数は空の暗さで大きく変わり、市街地では1時間に数個程度まで減ります。「必ずたくさん見える」わけではない点は、あらかじめ知っておくとがっかりしません。
見頃は「10月22日の深夜1時半〜明け方」
今年のポイントは月です。極大の夜は月齢11ほどの明るい月が出ていますが、22日の午前1時25分ごろに沈みます。ちょうどそのあとに極大時刻(午前3時30分ごろ)がくるので、深夜1時半から夜明け前までが最高の時間帯です。
放射点(流星が飛び出してくるように見える中心点)のオリオン座は、21日の午後9時ごろに東北東から昇り、極大のころには南の空の高いところ(東京で高度70度ほど)まで達します。放射点が高いほど流星は空全体に流れやすくなるため、この点でも未明の観察が有利です。
なお、オリオン座流星群は極大の前後1〜2日も出現数があまり変わらないのが特徴です。22日未明の天気が悪そうなら、20日夜〜21日明け方、22日夜〜23日明け方に予定をずらすのも十分ありです。
どの方角を見ればいい?
結論は「方角はどこでもOK。空の広く見えるほうを向く」です。流星は放射点から放射状に、空のあらゆる場所に流れます。むしろ放射点を直視するより、少し離れた空を広く眺めるほうが、長い経路の流星を見つけやすくなります。
視界の開けた場所で、レジャーシートやリクライニングチェアに寝転がって空全体を見上げるのが定番のスタイルです。目が暗さに慣れるまで15分ほどかかるので、スマホの画面はなるべく見ないのがコツです。細かい観察テクニックは流星群観察のコツまとめで詳しく解説しています。
オリオン座流星群ならではの特徴
オリオン座流星群のもとになっているのは、あのハレー彗星がまき散らしたチリです。地球が毎年10月にこのチリの帯を通り抜けることで流星群が起こります。
流星の速度は秒速66kmと主要な流星群の中でもかなり速い部類で、スッと鋭く流れ、あとに「流星痕」と呼ばれる淡い光の筋を残すことがあります。数はふたご座流星群やペルセウス座流星群ほど多くありませんが、速くて明るい流星が多いのは見ごたえがあります。

観察の準備と場所選び
10月下旬の未明は想像以上に冷え込みます。関東の平野部でも10℃を下回ることがあり、山あいの観察スポットでは一桁前半まで下がります。真冬に近い防寒を用意していきましょう。持ち物の全体像は天体観測の持ち物リストをどうぞ。
場所は「街明かりから離れた、空が広く見えるところ」が第一条件です。車で行ける関東の星空スポットは車で行く星空スポット関東にまとめています。
せっかくの好条件なので、写真に残したい方は流星群の撮影方法も参考にしてみてください。カメラを三脚に固定して連写しておくだけでも、流星が写る可能性は十分あります。
このあとの流星群は12月のふたご座流星群
オリオン座流星群のあとは、11月中旬のしし座流星群を経て、12月14日ごろに年間最大級のふたご座流星群が控えています。2026年のふたご座流星群は月の条件も良好で、今年最後の大チャンスです。年間の流星群スケジュールは流星群カレンダー2026で確認できます。
また、オリオン座が見やすくなるこの季節は、オリオン大星雲の観察シーズンの始まりでもあります。流星群のついでに探してみたい方はオリオン大星雲の見つけ方をご覧ください。
まとめ
- 極大は2026年10月22日(木)午前3時30分ごろ
- 見頃は22日の午前1時30分〜夜明け前(月没後で月明かりの影響なし)
- 空の暗い場所で1時間に5〜15個程度が目安、方角はどこでもOK
- 前後1〜2日も出現数はほぼ同じ。天気で日程を選べる
- 10月下旬の未明は冷えるので、真冬並みの防寒を
月明かりのないオリオン座流星群は数年に一度の巡り合わせです。平日未明ではありますが、少し早起きするだけでも観察のチャンスは十分ありますよ。
